日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2020年12月15日

一般質問② 西加瀬プロジェクトについて

西加瀬プロジェクトについて 

※正式な議事録ではありません。

質問①

 西加瀬プロジェクトについて、まちづくり局長へ伺います。

 昨年の12月議会でも取り上げさせていただいた仮称西加瀬プロジェクトですが、ダイワハウスが全国に展開する物流事業「Dプロジェクト」の中でも、住宅街に建設される異例の事業であることを指摘し、事業者へ周辺環境維持に基づいた必要な指導、及び隣接する苅宿町会周辺は火災発生時に延焼の危険性が高く、指定避難場所となっている苅宿小学校もその延焼範囲内に入っている為、一時避難場所の確保も含めた地域防災力の強化を求めました。当時、環境アセスメントの手続きが行われる中で、条例準備書の作成は今年夏ごろとなっていましたが、

未だにその準備書が事業者側から示されていません。その要因はなんなのか伺います。

※条例準備書とは…準備書は、事業者が対象事業に係る環境影響評価を行った後、その環境影響評価結果等について記載したもの

答弁①

 西加瀬プロジェクトの手続きについての御質問でございますが、環境アセスメントの手続きにつきましては、本年3月に条例方法審査書が公告されたところでございますが、その後、事業者からは、コロナウィルスの感染拡大に配慮したうえで、交通に関する影響など、地元町会との意見交換等を行いながら、条例準備書の作成に向けて、様々な検証を行っていると伺っております。

質問②

 ご答弁にあった交通に関する影響。それは2点挙げられると思います。1点目は条例方法書で示された1日あたり大型車800台、小型車900台、合計1700台の車両が物流倉庫に入庫すること、2点目は隣接する中原12号線の大型車規制解除の計画です。

川崎市:(仮称)西加瀬プロジェクトに係る条例環境影響評価方法書 (city.kawasaki.jp)

 この間、地域住民の方から、10月5日付けで北加瀬原町、西加瀬の両町会から神奈川県警中原、幸警察署長、及びまちづくり局長宛に、「中原12号線の大型車規制解除は認められない、また周辺道路は片側一車線の生活道路であり、現状以上に地域社会への環境負荷の増大は認めがたい」との意見書が、更に10月8日には住吉地区、日吉地区の両町会連絡協議会から市長宛に、「中原12号線の交通規制に関しては現状規制にて」という要望書が提出されているとお聞きしました。まず、中原12号線に関してですが、神奈川県警に確認したところ、大型車規制を解除する要件は、住民合意が必須であることとのことでした。この点について本市としての見解を伺います。

答弁②

 中原12号線の交通規制についての御質問でございますが、大型車の規制解除につきましては、交通管理者が行うものでございますが、本市といたしましては、大型車の規制解除にあたっては、住民の方々の合意が重要であると認識しているところでございます。

質問③

 ありがとうございます。これだけ周辺地域の方々から地域環境の現状維持を望む声が上がっているわけですが、周辺道路の中原12号線、苅宿小田中線の通行量については、国交省が行う交通センサスの対象になっておらず、

中原12号線、苅宿小田中線は対象外

 また環境アセスメントの条例準備書も作成が終わっていませんので、この間事業者が行った周辺道路の通行量は示されていません。しかしインターネット上の地図サイトMapFan大型車規制版では国交省から事業用自動車等に装着が義務化されている運行走行計、デジタルタコグラフのデーターを富士通交通・道路データサービスがまとめた周辺道路における事業用車両の通行量が示されていましたので、参考までにご紹介します。ディスプレイお願いします。

 中央の敷地が本件の西加瀬プロジェクトの対象となっている10haの敷地となるわけですが、現状、周辺で大型車の通行できる道路はこの様になっています。

 敷地南側の紫に色が変わらないところが、今回大型車規制の解除が事業者側から提案されている中原12号線です。次に通行量です。

 色が黄色となっている道路は通行量が最も少なく、オレンジ、赤に近づくにつれて通行量が多いことを示しています。

 2016年7月に行われた調査結果のようですので、まだ三菱ふそうの工場が稼働していた時期となりますが、周辺の敷地南側の中原12号線、及び敷地東を走る苅宿小田中線、双方の道路共にもっとも通行量が少ない黄色で示され、周辺の県道太田神奈川線や尻手黒川道路に比べても交通量が少ない状況が見て取れるわけです。したがって町会の皆さんからの意見書にあった生活道路であるという認識は理解できますし、この環境下で、1日あたり大型車800台、小型車900台、合計1700台の車両が24時間稼働で物流倉庫に入庫するという計画が事業者から示されたわけですから、地域環境を大きく変えてしまう当事業は、やはり地域住民の方々から多くの声が上がることは、ごもっともだと思います。ある地域の方からは「川崎市は税収欲しさの為に事業者と一緒になってこの開発を進めようとしている」という厳しいご意見も伺いました。改めて本事業に対する市の立場、役割を伺います。

答弁③

 本事業における市の役割についての御質問でございますが、本市では、大規模工場跡地等の士地利用転換にあたりましては、道路・公園等の都市基盤施設の改善や周辺市街地の環境改善の促進、周辺市街地との調和に配慮するよう、地区計画等を活用して、計画的な士地利用の誘導に努めることとしております。本事業につきましても、民間事業者が進める計画ではございますが、住民の方々との間に入り、意見交換を行うとともに、事業者と協議調整を行い、地域の利便性向上に資する施設や、潤いや憩いを感じられる公園・広場の整備、一時避難場所にもなる防災施設の設置など、地域とも共存できる施設となるよう、士地利用誘導に取り組んでいるところでございます。

要望

 ありがとうございます。改めて市の方針について、中原12号線の大型車規制解除については、住民合意が重要な要件であること。また民間事業者か進める計画といえども、民間事業者と住民の間に入り、道路・公園等の都市基盤施設の改善や周辺市街地の環境改善の促進、周辺市街地との調和に配慮するよう事業者との協議調整を行う立場であることは確認できました。

 昨日、鶴見区大黒町にあります、ダイワハウスDプロジェクトによって建設された大型物流倉庫を拝見してきましたが、

 西加瀬プロジェクトで計画されている施設と比べ、開発敷地面積3分の2、建物階数も1階低い6階建てであるにも関わらず、

ダイワハウスHPより

 とてつもない大きさの建築物となっていました。

 あの建築物を住宅街に建設するという計画は、異例と云うよりも異様な計画と言わざるを得ません。 今後は条例準備書の作成が行われ、住民説明会も開催されます。苅宿小田中線沿いにお住いの方からは、現状でも大型車が停車、通行する度に振動がする。という声もお聞きしております。引き続きこの大型事業については注視させていただきますが、これだけ地域環境に大きな影響を及ぼす事業計画なわけですから、そこで暮らす住民の皆様の声に寄り添った市としての対応を強く要望いたしまして、次の質問に移ります。

 


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