日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2021年6月22日

一般質問② 学校での新型コロナウイルス検査対応について

先の代表質問でもこの問題は取り上げました。まずは代表質問から掲載します。

※正式な議事録ではありません。

学校での新型コロナウイルス検査についてです。(代表質問)

 2度目の緊急事態宣言以降、一人の陽性者から感染が広がり複数の陽性者が発生した市立学校は5校に上りました。しかし未だに濃厚接触者なしとして検査もせずに再開する学校が多数です。追跡調査が容易でない学校で陽性者が出た場合、濃厚接触者の特定にこだわらず、クラス、部活単位のいわゆる集中検査を行なうべきです。伺います。

 ある市立中学校では、5月18日に最初の陽性者が出て22日までに計20人の感染者が判明しました。しかし、臨時休校にしたのは24日からであり、5日間に渡って陽性者が出続けていたにもかかわらず、学校の一斉検査は行われませんでした。その間の生徒、保護者の不安は計り知れず、自費で検査を受けた方もいたとのことです。最初の陽性者が出た時点で、全校一斉検査を実施すれば、このようなクラスターは防げたかもしれません。学校での感染は家庭内感染まで一気に広がり、影響は甚大です。クラスターを防ぐためにも、学校の一斉検査、定期的な検査を行なうべきです。伺います。

答弁(教育次長)

  学校での新型コロナウイルス検査についての御質問でございますが、
児童生徒等に陽性が判明した場合、各区役所衛生課が学校関係者と連携して濃厚接触者の特定を行っており、この濃厚接触者に特定された方のほか、一定の接触があった児童生徒等に対しましても、検査範囲を拡大して実施するなど、感染拡大防止に向け、適切に検査が行われているものと老えているところでございます。
 また、複数の児童生徒等に陽性が判明した場合につきましても同様でございまして、ご質問にありました学校におきましても、学校内での感染の拡大は確認されておらず、個々の状況に応じて適切に検査が行われているものと考えているところでございます。

ここまでが代表質問、以下、一般質問で取り上げました。

学校での新型コロナウイルス検査対応について(一般質問)

設問1

 我が党の代表質問で、市内中学校において学習塾で同校生徒20名の感染者が発生した時点で、一斉検査を実施するべきと求めたのに対し、「学校内での感染の拡大は確認されず、適切な検査が行われている」という答弁がありました。結果として、学校内で感染が拡大しなかったことは本当に良かったと、特に学校現場での先生方の、日々の感染防止対策、ご尽力の結果ではないかと感じるところではありますが、結果だけ見て終わらせることはできません。

 同中学校は、5月24日から26日までの3日間、臨時休校を行っています。その間、20名の感染者の濃厚接触者、接触者を特定し、87名の検査を行ったわけですが、市の臨時休校の実施基準は、消毒作業を終えるまで、及び濃厚接触者が特定できるまでの間と定めています。つまりこの3日間の休業は、濃厚接触者が特定されているのにも関わらず行われた異例の臨時休校だったわけですが、その実施理由を伺います。

答弁1

 学校の臨時休業についての御質問でございますが、

 児童生徒等に陽性が判明した場合、各区役所衛生課が学校関係者と連携して濃厚接触者の特定を行っており、原則、濃厚接触者が衛生課により特定されるまでの間、当該校を臨時休業にすることとしております。御質問の中学校のケースにつきましては、複数の生徒の陽性が判明し、特定された濃厚接触者のほか、一定の接触があった生徒に対しましても範囲を拡大して検査が実施されることとなったため、衛生課の意見も踏まえ、校内での感染拡大防止の観点から、その結果が判明するまでの期間を臨時休業としたところでございます。

設問2

 衛生課の意見を踏まえての判断ということですので、次に健康福祉局長に伺います。濃厚接触者の特定を終えているのに、感染拡大防止の為に、検査結果判明まで臨時休業を行ったとのことですが、結局、どこまで学校内で感染が拡大しているか把握できていなかったということではないのでしょうか?この休校の間、学校側からは保護者宛に、できる限り外出を控えるお願いや、体調に変化があったら医療機関へ相談するように。といった内容の通知が出されています。中には不安から自費で検査したご家庭もいたとお聞きしました。陽性者が出たらその周りを検査、また陽性者が出たら検査では対応が後手後手となり、感染拡大を抑えきれません。学校での児童の感染拡大はそのご家族、家庭内にも一気に広がる影響を考慮すれば、この3日間を要して一斉検査を行うべきでした。私の3月議会の一般質問では900名程度の一斉検査も可能というご答弁がありました。このケースで、感染拡大の調査が追いきれなくなり、異例の臨時休校を行ったにも関わらず、なぜ一斉検査を実施しなかったのか、見解を伺います。

答弁2

 PCR検査についての御質問でございますが、

 PCR検査につきましては、新型コロナウイルス感染症の発生以降、感染拡大を防止するとともに、重症者・死亡者を最小限にすることを目的として、各区役所衛生課が患者調査を行い、濃厚接触者に加え、感染拡大を防止する必要がある場合には幅広く検査が受けられるよう関係機関と連携を図り対応しているところでございます。

 行政が行う一斉検査につきましては、衛生課による患者調査に基づき、医学的見地から検査が必要な対象を特定し、実施するものでございます。

 今後につきましても、社会状況等に鑑み、感染拡大防止や重症化予防の観点から、引き続き、必要な方に対して適切に対応してまいりたいと存じます。

要望

 先日、文教委員会の追加資料として、昨年の一斉休校からの学校再開から、今年5月22日までの市立学校に通う児童生徒の感染経路内訳が公表されました。

 家庭内61.3%、学校外17.5%、学校内6.1%と学校内の感染は低い水準であることが示されました。これは繰り返しになりますが、学校側の感染対策の賜物であると理解します。しかし注意すべきは感染経路の残りの15.2%の部分、きわめて行動範囲が限定的な小学生20名、中学生22名が感染経路不明として報告されていることです。これは、それだけ児童においては追跡調査が困難であることを示しているのではないでしょうか。実際に変異株であるデルタ株のクラスタが発生した東京都の中学校では、複数の感染者の発生状況について、「学校内である程度仲の良い子。クラスメートでない人も含まれている。行き帰り一緒の仲が良い子」という生徒の証言が報道されています。沖縄県では「学校PCR支援チーム」を設置し、一人の陽性者が発生した場合にクラス単位などの検査を迅速にできる体制の構築など濃厚接触者にこだわらない学校での検査対応がはじまっています。感染拡大防止、子ども、先生、そのご家族を守る為に、速やかな集中検査やクラスタが発生した際の一斉検査等、先手先手の検査対応を改めて要望いたしまして次の質問へ移ります。


新着情報

決算審査特別委員会⑥ 橋りょう長寿命化事業費(ガス橋の修繕)について
ブログ
決算審査特別委員会⑥橋りょう長寿命化事業費(ガス橋の修繕)...
ブログ
総括質疑PCR検査について
決算審査特別委員会⑤ 南武線立体交差事業、検討中の工法変更の影響について
ブログ
決算審査特別委員会⑤南武線立体交差事業、検討中の工法変更の...

タグ

過去記事一覧

PAGE TOP