日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2021年10月24日

最幸のまち かわさき でおきていたこと。①2019年東日本台風水害

 私が市会議員に初当選させていただいたのが2019年4月。2期目の福田市政に直接対峙することになるのは、そこからの約2年半となります。

 しかしこの2年半、今まで誰も経験したことのない事象が2つも発生します。それは2019年10月に発生した台風19号(のちに「令和元年東日本台風」)、そして新型コロナウイルスです。

 有事のときこそ、政治、自治体の真価が問われます。この2つの事象について、私が見たこと、届いた声、議会での議論などをベースに、事実に基づきこの福田市長が掲げる

最幸のまち かわさき

 で何がおきていたのか? まとめていきます。

東日本台風浸水被害(中原区 山王排水樋管ゲート周辺)

 2019年10月12日に日本に上陸した東日本台風。当時の様子をこのブログでもご紹介しています。

12日夜
13日朝
市の臨時回収車が来た14日

台風19号 | ブログ | 市古次郎 日本共産党川崎市議会議員(中原区) (ichiko-jiro.jp)

 当時はやはり大変な自然災害であったという認識しかありませんでした。しかし、多摩川の堤防が決壊したわけではありません。なぜここまでの被害になってしまったのか? 当時、下水道局に聞き取りを行なったところ、あくまでも調査段階と前置きをしつつ、

 「多摩川からの河川水が流れ込んだ」

 という回答。

 流れ込んだ? どこから?

 それは、排水樋管から流入。

 ですが、その排水樋管には逆流防止ゲートが取付けられていました。

 そして、被災された方々から聞こえてくる

 「これは人災だよ」

 という声。

 その後、市からは被害概要が公表され、当日の対応状況も徐々に明らかになっていきます。

台風19号浸水被害概要 | ブログ | 市古次郎 日本共産党川崎市議会議員(中原区) (ichiko-jiro.jp)

12月議会での質疑

 12月、この問題について一般質問で取り上げました。

一般質問①山王排水樋管周辺浸水被害について | ブログ | 市古次郎 日本共産党川崎市議会議員(中原区) (ichiko-jiro.jp)

  • 排水樋管ゲートの操作手順は、多摩川の水位がどれだけ上がろうと、内陸に降雨がある場合は「全開」という手順だったこと。
  • 一方で多摩川を挟んだ東京都大田区側は「閉鎖」、世田谷区側も閉鎖しようと思ったができなかったこと。
  • 実は19年4月、6月に国交省から水門の操作方法の通達が発出されており、そこには「逆流がはじまったら閉鎖」と記載されていたが、排水樋管ゲートは河川管理施設ではないとして採用しなかったこと。
  • 17年の台風21号の際、マンホールから茶色い水が噴き出していたにもかかわらず、逆流が発生したという判断に至っていなかったこと(予見性の有無)。

  などが明らかになりました。

届かぬ支援策(災害支援金)

 同年12月には、川崎市独自の支援策として、浸水した住宅に対し一律30万円の災害支援金がの支給が決まりました。事前の調査で対象となり得る住宅2785件。3000件の申請があるとして9億円の予算を組んだにもかかわらず、集合住宅の共有部や店舗等を対象外としたため、支給件数は対象の67%、1871件にとどまり、集合住宅のオーナーや店舗等の事業者からは、修繕、復旧の費用負担は同じなのに、おかしいという声が多数寄せられました。

市が行なったシミュレーション結果と検証報告

 20年4月21日、市は令和元年東日本台風における検証結果の公表が行なわれました。そのなかで示された浸水シミュレーションでは、ゲートを閉鎖することで、浸水規模が小さくなることが明らかになりました。

 しかし、市内での降雨による内水氾濫の危険を考慮すれば、ゲート操作の判断は難しかったと検証結果ではまとめています。

 その後示された短期対策では排水樋管ゲート操作手順について、多摩川の水位が上がり、順流が確認できない場合は、降雨の有無にかかわらずゲートを閉鎖するというものに変更されています。

舞台は法廷へ

 操作手順を変更したということは、やはり操作手順に誤りがあったということではないのか? その操作手順を見直すきっかけは2017年、そして19年4月の通知と複数回あったにもかかわらず、変更されることなく、結果、排水樋管ゲートを閉鎖しなかったことによる「逆流」が原因で発生した甚大な浸水被害。

 2017年の逆流発生時、地域で暮らす市民の声を真摯に聞き、操作手順の変更を含めた対策を取っていれば…

 最後まで市、および福田市長は過失を認めることなく、ついに被災された住民の方々を中心に、損害賠償等と再発防止を求め、川崎市を提訴へ。

 舞台は法廷へ移されました。

 

 

 

 


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