日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2019年12月31日

京都・岐阜視察

 2019年最後の公務となりました。

 12月25・26日の日程で京都、岐阜へ総務委員会視察に行って参りました。

1日目 京都市市民防災センター

 本市で初めての激甚災害指定となり甚大な被害を出した台風19号、防災、減災への取組が喫緊の課題となった今年。1日目は京都市市民防災センターへ。

 <<京都市市民防災センター施設概要>> 

  • 敷地面積 1,802㎡
  • 階数 地上4階地下1階、延べ3,550㎡
  • 開設年月日 平成7年9月1日
画像は京都市市民防災センターHPより

 開設日は阪神大震災(同年1月13日)が発生した約8ヶ月後。体験等を通じた防災知識の普及、防災意識の高揚を目的とし、多彩な体験コーナーを用意。地震、強風、消火、避難体験室に加え、水害時の地下街の恐怖を伝える4Dシアター、消防ヘリコプターのシミュレーターが体験できるなど、20名を1グループとして、概ね5つの体験を基本コースとして約2時間10分のプログラムを作成し対応しているとのことです。

4Dシアター「迫りくる地下街の恐怖」(HPより)
4Dシアター視聴後、
水深によって扉がどれほど重くなるか体験できます。
水深40cmでは、私(元野球&ラグビー部(笑))が全力で開けようとしても
開きませんでした。
君も消防士に!
動かなくなった本物の消防ヘリコプターに乗れます。
風速32メートルまで体験可能。
体勢を低く保てば立っていられます。
ちなみに今年の台風19号、川崎港では最大瞬間風速58メートルを記録。
震度7までの横揺れが体験できます。

 地震体験コーナーでは揺れを体験するだけでなく、事前に説明があった地震発生時、発生後の行動(避難路確保、ガスの元栓、ブレーカー操作等)を実施したかどうかモニターに表示されます。特に阪神淡路大震災時は停電が復旧してから火災が発生、延焼したことから避難前に電気、ガスの遮断は重要です。

 その他にも防火防災講演会、防災用品の普及啓発及び販売、防災イベントの定期開催し、2018年度は開館以来最高記録となる112,159人の来館者を迎え、市民の皆様に親しまれているとのこと。特に4年生で防災を学ぶ一環として小学生の来館者が多く、我々が視察した日も平日であるのにも関わらず、親子連れが多数来館されていました。

2日目 岐阜市新庁舎建設事業

 川崎市では2022年完成予定として新本庁舎建替事業を進めています。

http://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000092589.html

 岐阜市でも老朽化(昭和41年建設)、耐震性、大規模地震時アスベスト飛散、本庁機能分散によりワンストップサービス対応不可、バリアフリー化の遅れ等、現庁舎の抱える課題克服の為、2021年3月完成をめざし事業が進められています。

※ワンストップサービスとは⇒各種申請、届出、証明書の発行など市民に身近な手続きを一つの窓口で行なうサービスのこと

完成予定図(岐阜市HPより)

 新庁舎事業は「岐阜市百年の大計」ともいえる大事業であり、基本理念「市民に親しまれ、長く使い続けることを前提とした新庁舎」を実現する為、あらゆる機会を用いて市民の皆様や有識者などの意見を伺ってきたとのこと。

<<市民意見等の活用の取組について>>

  • 市民説明会      計29回
  • 意見交換会      計10回
  • 市民ワークショップ  計3回
  • 継続的な意見募集   計192名
  • 出前講座       計10回
  • パブリックコメント  計3回
  • 有識者意見(各検討会)計16回
  • 基本設計に関する意見 785件中624件活用(80%)
  • 実施設計に関する意見 259件中238件活用(92%)

 その結果、例えば議会の傍聴席には市民要望があった授乳室の設置も採用されています。

岐阜市HPより
説明資料では授乳室は「親子室」と記載されていました。

 市民の意見を取り入れ、市民のための、市民に開かれた庁舎をめざし、2年後の完成に向け現地では着々と工事が行なわれておりました。

 余談になりますが、来年の大河ドラマは「麒麟がくる」明智光秀が主人公のお話ですので、信長が天下統一の土台を作ったとされる岐阜も大いに盛り上がりそうです。

工事中の庁舎7階から見える岐阜城

 2日間の視察、特に京都市市民防災センターについては、台風19号により甚大な被害を受けている本市にとって、疑似体験を通じて防災意識を高めることができる、重要な取組であると感じました。そして実はこの川崎市にも、全国初と云われた体験型防災センターがあったことを先日の川崎区選出の後藤市議の一般質問で知りました。その現状がどうしても気になり、視察から戻った翌日に早速川崎区へ。

 川崎区小田の住宅街の中、生い茂った草木の中にひっそりとそびえ立つ、「川崎市南部防災センター」。市のHPで見つけた2006年の監査資料では…

「南部防災センターは川崎市の防災対策を推進するための中心的な拠点として、昭和55年に開設。平常時には市民の防災意識の高揚、防災に対する知識と技術の習得の場として…しかしながら開設25年以上経過し…展示コーナーにおいては平成6年から更新されていない…使用不可な地震計の展示…体験コーナーにおいては、疑似消火訓練機器については長期間使用なし…視聴覚研修施設については開設時に設置されていた映写機が廃棄…震災関係等の啓発用映画の上映もできない状況…建物上部に設置されている放水銃については、災害時に操作する職員用の操作マニュアルが未整備であった…このような状況では、防災対策の施設としての機能を果たす上では不適切であるので、早急に改善し、適正な財政管理を行なわれたい」

それからさらに13年…

 2019年12月27日(金)16時頃には人影もなく、まさに廃墟と化していました。このままいわゆるハコモノの放置はもったいなすぎます。台風19号の経験を経て、いつ来てもおかしくない震災、風水害等の自然災害に備える市の取組の一環として活用を図るべきではないでしょうか。

 京都市、岐阜市の取組、事例を学ばせて頂き、新たな川崎市の課題も見えてきた今回の委員会視察。移動手段、食事、宿舎等の手配等、現地同行された職員の方々にも感謝申し上げ、今後の活動に活かせていければと思っております。

 今年は新人として4月から市議会義員の職を務めさせて頂き、沢山の方々からご指導承りながら学ぶことだらけの1年となりました。そして重ねてになりますが、なにより10月の台風19号上陸。被災地上丸子山王町周辺では、修繕が間に合わず、お正月をご自宅で迎えられない方も多数いらっしゃいます。被災された方々の1日でも早い復旧、復興のお力添えができるよう、来年も全力で務めさせていただければと思います。本日は大晦日、今年も残り僅かとなりましたが、引き続き、

 来年も宜しくお願いいたします。


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