日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2020年12月14日

一般質問①学校の設備(遊具・網戸)について

 本日、日本共産党川崎市議団のトップバッターとして、一般質問に立たせて頂きました。今日から数回に分けてその模様をお伝えさせていただきます。

 ※正式な議事録ではありません。

学校の設備について

質問1

 市立学校の設備について教育次長に伺います。

 昨年度、川崎市内の小学校、特別支援学校を対象に遊具の安全点検を実施したとのことですが、事前の調査で、全市内、異常があり修繕又は対策が必要とされた遊具が301基、危険性の高い異常があり、「緊急修繕が必要」又は「破棄し更新を検討」となった遊具が45基確認できたとのことです。

教育委員会提供資料

 そのうち中原区においては、異常があり修繕が必要とされたのは47基、危険性の高い異常が確認されたのが7基と合わせて54基ある状況が明らかになったわけですが、未だ中原区内で補修等の対応が終わったのは5基のみとのこと。

 対応が遅いようにも感じますが、今後どのように対応していくのか伺います。

答弁1

 学校遊具についての御質問でございますが、令和元年度の一斉点検につきましては、他都市における事故事案を契機といたしまして、一般社団法人日本公園施設業協会が自主的に定めた「遊具の安全に関する規準」に基づき、遊具の高さや開口部の広さなどの状況を把握するために、実施したものでございます。点検の結果、使用不可と判断された遊具につきましては、点検後、速やかに使用禁止にするとともに、学校の意向確認を行いながら補修や撤去、更新について、対応してきたところでございます。

今後におきましては、遊具の補修等をより計画的に進めることが必要でございますので、具体的な方法やスケジュールについて検討し、実施してまいります。

質問2

 ありがとうございます。以前はPTA費で遊具の改修を行ったという声もお聞きしています。ぜひ市の責任で対応をお願いすると共に、学校側からの意向もよく確認して頂いて、行政側からのアプローチで、使用禁止のまま放置されるようなことがないよう迅速な対応を要望させていただきます。

 次に教室の網戸設置について伺いますが、今年はコロナ禍における学校生活において、密閉空間を避ける為、適度な換気が必要とされ、12月3日付けで文科省より更新された「新型コロナウイルスに関する衛生管理マニュアル学校の新しい生活様式」の中でも教室等の常時換気が推奨されています。

 学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~:文部科学省 (mext.go.jp)

 しかし今年の臨時休業開けから、窓を開けていると教室に網戸が設置されていない為、入ってきたやぶ蚊などに、こどもたちが刺されてしまうという事例が散見されたとのことです。設置タイプの虫よけ剤を置いて対応する教室もあったようですが、中にはそういったモノにアレルギーを持つ子どももいます。そこでお聞きしますが、本年度、網戸設置要望があった学校数、及び学校の遊具同様に行政側からアプローチして設置を促進していくべきと考えますが、今後の対応状況及び方針を伺います。

答弁2

 教室の網戸についての御質問でございますが、

 網戸の設置につきましては、コロナ禍における換気対策として、今年度30校から申請がございまして、 22校で工事を完了し、 8校が対応中でございます。

教育委員会提供資料

 学校施設の工事につきましては、各学校の状況や要望が異なることから、主に申請に基づき実施しているところでございまして、網戸の設置につきましても同様に対応してまいります。

要望

 ありがとうございます。30校の申請があり、対応中の8校も順次取付ていくということですので、安心いたしましたが、網戸は各学校の状況による学校施設の工事と同等の扱いで、申請に基づき実施していくというご答弁でした。教室は子どもたちが常に学校生活を送る空間です。ある学校では、こども達を虫刺されから守ろうと、用務員の職員の方とPTAが自作で網戸を作成、設置したという事例もお聞きしました。第三波による感染が本市でも続くなか、冬を超え来春になっても新型コロナウイルスの収束は見通しが立たない状況が懸念されます。

 先ほどご紹介した12月3日付けの「新型コロナウイルスに関する衛生管理マニュアル学校の新しい生活様式」の中では教育委員会の役割として、「各学校の対応状況の把握や必要な物品の整備等衛生環境の整備や指導を行う」と記載されています。網戸は密閉の回避の為の適切な換気という新型コロナウイルス感染対策を講じていく上でも必要な設備ではないでしょうか。事前のやり取りのなかで、過去5年間の教室への網戸設置要望もお示し頂きましたが、昨年まで要望は0。今年から新たに換気を実施していくなかで、こども達が虫刺され被害が発生するという課題も見つかり、今まで0だった網戸設置申請が、今年度だけで30校となったわけです。本当に他の全ての学校に設置する必要はないのか、遊具だけでなく、網戸についても市の責任で、まずは各学校の状況を確認し、子ども達に快適な学校生活を提供する為にも、積極的な設置促進に努めて頂くよう要望いたしまして、次の質問へ移ります。

中原区内の網戸対応状況です。
教育委員委員会提供資料

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