日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ • 子育て
2023年3月9日

予特③ 市立学校におけるエレベータ設置について~消えた木月小エレベーター設置計画

※正式な議事録ではありません。

学校施設長期保全計画推進事業費におけるエレベータ設置状況について教育次長にお聞きします。

設問1

 市立学校にエレベータを設置する意義、目的、及び現在エレベータが設置されていない市立学校はどこになるのか伺います。

答弁1

 誰もが利用しやすい学校にするため、学校のバリアフリー対応の一環として、エレベータの設置を進めております。

現在、未設置の学校は、向小、木月小、下作延小、鷺沼小、宮崎台小、南百合丘小の6校となっております。

設問2

 だれもが利用しやすいバリアフリー対応という方針の中で、ディスプレイお願いいたします。

 今だに未設置の学校は6校とのことです。まず来年度予算案で「増築事業」に挙げられている南百合丘小、新規の鷺沼小についてエレベータ設置計画はあるのでしょうか? あるのであればそれぞれいつ頃設置予定なのか伺います。

答弁2

 南百合丘小につきましては、現在工事中の増築校舎に、鷺沼小につきましては、令和9年度から供用開始予定の増築校舎に、それぞれエレベータの設置を計画しているところでございます。

設問3

 増築計画により、2校は設置が計画に盛り込まれているとのことです。一方、現在示されている「学校施設の長寿命化対象校リスト」には

※事前調査で入手した学校の長寿命化対象リスト

 校舎部門で向小、宮崎台の2校が含まれており、それぞれ令和9年度末までに、また下作延小学校についても、体育館部門の対象校となっていますが、そのスケジュールに合わせて最短で令和7年度末までのエレベータ設置整備を予定していると事前の聞き取りで確認いたしました。

 そうしますと、長寿命化リストにも記載がない、川崎市内で唯一エレベーター設置計画が示されていないのは木月小学校のみとなります。現在木月小学校では子どもがケガをしてしまった際、階段の上り下り、上下の移動については先生が付き添って対応しているとのことです。また水害時に指定避難場所となる木月小学校は渋川、矢上川に挟まれるところに設置されています。洪水ハザードマップでは

※中原区洪水ハザードマップ多摩川水系0116-客先作業156026-03-1.中原区_地図面 (city.kawasaki.jp)

※中原区洪水ハザードマップ鶴見川水系0116-客先作業156026-03-1.中原区_地図面 (city.kawasaki.jp)

河川が氾濫した場合、多摩川水系、

 鶴見川水系

 どちらが氾濫しても3mの浸水被害が想定される学校となっていますので、例外なく2階以上の避難は必須となります。日常のバリアフリー対応及び、浸水被害時の要配慮者対応を鑑みれば、木月小学校もエレベーター設置を急ぐべきです、見解を伺います。

答弁3

 本市では、学校のバリアフリー対応のため、エレベータの設置を進めていることころであり、木月小につきましては、再生整備に合わせて、エレベータ設置を計画しているところでございます。

設問4

 ありがとうございます。しかし再生整備に合わせてというご答弁ですが、その対象校リストになぜ木月小学校がないのか、その理由も明らかにしておきたいと思います。さきほど触れた、南百合丘小と鷺沼小等が盛り込まれている増築事業について、実は木月小学校では直前で見送りになった経緯があります。間もなく学校保護者、各町会、地域の皆様に説明会を行うと情報提供いただきました。そもそもその増築事業の中に、エレベータ設置計画が盛り込まれていいたのではないでしょうか、伺います。

答弁4

 当初は、児童の急増に対応するため、エレベータを備えた3階建校舎の増築を計画していたところでございます。

設問5

 ということなんですね。本来、増築工事で設置されるはずだったエレベーター設置計画が計画見送りとともに消えてしまったわけです。「学校施設の長寿命化」のリストにも記載されていないわけですから、これから計画、設計、工事となりますと、本来の増築計画で設置予定だった計画と比べ、どれだけの遅れになるのか、後回しにしてはなりません。早急に対応すべきです。伺います。

答弁5

 令和4年度に増築工事に着手するとの判断を行った場合には、最短で令和8年度からの供用開始となります。また、今後、設計を行う木月小の再生整備では、令和8年度から夏休みを中心とした3年間の工事を予定しており、工事期間の早い段階で、エレベータの設置が行えるよう、学校や関係部署との調整を行ってまいります。

要望

 今のご答弁ですと、増築計画では年度当初設置だったものが、最短で令和8年度末、遅くなると令和10年度に設置ということになり約1年から3年遅れが生じるということなります。間もなく行われる増築事業見送りの説明会での、学校、地域、保護者への丁寧な説明、また速やかに学校現場の声をよく聞き取りして頂き、1日も早く子ども達、地域、誰もが利用しやすい木月小学校となるよう早期のエレベータ設置を強く求め、次の質問に移ります。


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