日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2020年3月12日

質問③賢い踏切について

 賢い踏切について建設緑政局長に伺います。

設問1

 1月23日、平間駅前踏切の遮断時間短縮について報道発表がありました。

 報道資料によりますと、下り線停車列車位置用警報開始点を設けることで警報時間の短縮が見込まれるとのことです。下り線の踏切遮断時間が余りにも長すぎるという点について、住民の皆様の切実な改善の声を、粘り強くJR東日本へ働きかけて頂いた担当職員の皆様に、心より感謝申し上げます。その後の報道で、下り線通過時の遮断時間1本あたり27秒という記事がありましたが、この報道の信ぴょう性についてなにか確認は取れましたでしょうか?伺います。

https://www.townnews.co.jp/0204/2020/02/07/516909.html

答弁1

 平間駅前踏切についての御質問でございますが、当該踏切に導入される賢い踏切につきましては駅を通過する列車と停車する列車を判別し、停車する列車の減速に合わせて警報開始地点を変更することで、踏切の遮断時間を短縮するものでございます。JR東日本からは、整備効果といたしまして、運行状況によりますが、ピーク時で数分程度短縮が期待できると伺っております。

設問2

 ありがとうございます。少し懸念されるのが、現在は遮断機を上げて横断してしまうという行為が常態化していますので、遮断時間が短縮されたあともこの行為が続くとなりますと、さらに大変危険な行為になります。まだ実装されたわけでもありませし、もちろん下り上りの兼ね合いもありますので、なかなか正確な短縮時間を公表するのは難しいかもしれませんが、せめてなにか利用者にイメージが沸くような、下り線通過時の遮断時間、現状より約27秒短縮といった具体的な数値を示して、実装される前までに利用者へ何らかの方法で周知するべきと考えますが、周知の内容、方法について見解を伺います。

答弁2

 踏切利用者への周知についての御質問でございますが、本市では、本年1月のJR東日本による賢しこい踏切の導入についての報道発表にあわせて、市ホームページにおいて周知したところでございます。また、これまでに当該踏切において、安全利用に向けた啓発活動をJR東日本や中原警察署と合同で行っており、本年は4月に予定していることから、その際に配布するチラシに具体的な整備効果などを記載し、利用者の方に周知を図ってまいりたいと考えております。引き続き、JR東日本と連携し、踏切の安全の確保に努めてまいります。

設問3

 ありがとうございます。ぜひ一人でも多くの利用者の方に具体的な整備効果などをお示しいただいて、更なる安全確保に努めていただければと思います。事前のやりとりの中で、この賢い踏切のシステムは南武線の45か所の踏切のうち32か所で導入されているとお聞きしました。この現状から感じることは、平間の踏切は後回しと申しますか、放置され続けたという印象をどうしても受けてしまうんですが、住民の方々と行った話し合いの中でJR東日本は、停車位置と踏切が近すぎることが、平間踏切の改善が進まない理由として挙げていました。今回はその列車の停車位置を10m川崎方面に移動したことにより、かしこい踏切の導入が実現したことを踏まえますと、

 

 次はお隣の向河原駅です。やはりこちらも朝のピーク時は開かずの踏切となるため、地域の方からは改善の要望をお聞きします。当駅は十分、停車位置と踏切の間隔が離れていると思いますが、向河原駅には未だに賢い踏切が導入されていないとお聞きしました。私どもの調査では平間踏切の下り線通過時の遮断時間は約1分50秒、ここから27秒短縮できる可能性を鑑みますと1分20秒、向河原踏切の下り線通過時の遮断時間は約1分40秒ですから賢い踏切を導入すれば十分、効果があると思います。向河原駅にも賢い踏切の導入を要請するべきです。伺います。

答弁3

 向河原駅前踏切への賢い踏切の導入ついての御質問でございますが、当該踏切につきましては、 JR南武線連続立体交差事業により除却する計画となっておりますが、完成までに時間を要することから、踏切利用者の安全性や利便性のための迂回路を昨年の6月30日から利用していただいているところでございます。

 遮断時間の短縮につきましては、ピーク時の遮断時間が40分以上の開かずの踏切となっているため、賢しい踏切などの対策について、引き続き、JR東日本に要望してまいります。

要望

 ありがとうございます。迂回路や踏切内の拡幅など対策を講じておられますが、向河原駅は朝のピーク時、下沼部小学校へ通う小学生の通学路になっており、たくさんの子ども達が地域の方々に見守られながら、開かずの踏切を横断していきます。大人の利用者も多いことから、時には車道内に人がはみ出すことも散見されます。下沼部小学校は踏切のある道から直線で行けますから、子ども達に迂回路を進めるのは、やはり酷です。ぜひとも子ども達の更なる安全向上の為、遮断時間の短縮に向けた要望をしていただければと思います。

 加えて平間踏切では先日、踏切付近で人身事故が発生、踏切を挟んで駆け付けた救急車が約15分、踏切で立ち往生し被害者への救護が遅れる事案が起こりました。これは平間駅前踏切付近のガス橋通りがかなりの狭さのため、運転者がカーブで操作を誤ったことにより歩行者が巻きこまれてしまった事案です。今後は近隣の方々のご理解を得ながら踏切周辺道路の拡幅、そして発表では20年度末導入予定となっている平間踏切遮断時間短縮の一日でも早い導入を要望させていただきまして、質問を終わります。


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